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A**ー
20年ごとに節目がある
いま、「第四の節目、アメリカの預言」(The Fourth Turning, An American Prophecy) に注目している。このような考えかたもあるのかと、感心し、またちょっと畏怖の念も感じている。この本はおよそいまから20年前に書かれたものであるが、時代の転換期である現代をよく言い表している面が多い。「サイキュラム」という考えかた、そして、「節目」を鵜呑みにする必要はないが、少なくとも、いまは第四の節目「危機」の時代、古い秩序・価値観がくずれ、新しいものにとって置き換えられる時代、新しい価値観が植え付けられる時代の曲がり角にいる、ということを頭の片隅にいれておかねばならないかもしれない。
R**I
景気循環とジェネレーションについての仮説
景気循環に関する仮説はいくつもありますが、Strauss氏とHowe氏の共著は歴史的なパラダイムシフト(危機)の人々への影響、世代間の相互作用の世相形成への影響に注目することでユニークな視点を提供しています。定量的分析による裏づけはありませんが、歴史的逸話を積み重ねることで、過去幾度も繰り返されたパターンを目覚めさせます。著者によれば、80年から100年程度の大きな周期は四季に区切ることができ、それぞれを至福(High)、覚醒(Awakening)、破綻(Unraveling)、危機(Crisis)と定義。人の人生も幼少期(Childhood)、青年期(Young Adulthood)、中年期(Midlife)、年長期(Elderhood)に分けられ、人は危機を経験する年齢により、4つのアーキタイプのジェネレーション(世代)を形成する。現在は、Silent Generationは芸術家(Artist)、Boomer Generationは預言者(Prophet)、X-Generationは遊牧民(Nomad)、そしてMillennial Generationは英雄(Hero)とされる。アーキタイプ世代間の力関係と相互作用が予想不可能な出来事への社会の反応に影響を与え、歴史の循環を運命付ける、というのが著者の仮説です。1997年の著書ですが2008年の経済危機をある意味で予言しています。米国文化史、政治経済に興味のある方に広くお薦めできる面白い考え方です。(読み始める前にP.61のテーブルをご覧になることをお勧めします。)
A**ー
:(
It didn’t arrive in my kindle app. Disappointed to pay ¥1600 for that!
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1 day ago
3 weeks ago